石垣先生との出会いは、私が教鞭をとっていた大学のカイロプラクティック学科でした。当時すでに鍼灸と中医の資格を持ち、開業され臨床に携わっていた石垣先生とは講師と学生という関係よりは同じ目的を持った臨床家として共に時間を過ごしたような気がしています。その中で感じた石垣先生の常に患者を中心とした医療感に賛同していました。
この度の日本背骨養生協会設立は、私たちカイロプラクターが西洋医学的に捉える脊椎(背骨)を、東洋医学的に思考した新たなメソッドを多くの人に提供する機会を与えることを目的としていると聞いています。これは石垣先生が私に語ってくれた医療感を具現化したもののように感じています。背骨から人々の健康に携わる医療として私もカイロプラクターとして、また一人の臨床家として少しでも理想に近付けるようこの会に協力させていただければと思っています。
この会を通じて多く人が自分の健康に関心を持ち、日常生活でその重要性に気付くような社会になるきっかけになると信じています。今後の更なる発展を期待しています。